2019/02/09(土) 千葉県 市川市文化会館 大ホール
朝、目が覚めてカーテンを開け窓の外を見ると、隣家の屋根が白くなっていて、雪がチラチラ舞っていた☃️
雪の日ライブなんて、それはそれでロマンチックだと思ったけど、サクサクと足跡が付くわけでもない足下がぬかるむ半端な雪の名残の中、SKY-HI地元の市川に向かう。
この日はグッズ販売の整列はせずに近くのファミレスでお友達数人とランチ。
いろんな地域から集まって久しぶりに会うはずなんだけど、まるでご近所さんかのような親近感が心地よい☺️
雪がチラっと舞う中、入場してからグッズを購入。運良く東京と千葉でクリアファイル4種類揃えることができた。会場限定のトートバッグは集めることにしている。他にはくじ引き感覚でコースターを2枚。
はじめての市川市文化会館をウロウロ堪能してから自席に着く。1階前方の視界が開けた良席。目の前には人が登れそうな仕切りブロックが…世の中、何があるかわからないので邪魔なものは置かず、一応目の前を清めておいた。
続きを読む(ライブのネタバレ含む)
開演前のお楽しみのホワイトとジョーンズによるグッズ紹介と会場の注意事項アナウンスが流れてこないから時間が押してるのかと思ったら、開演直前のアナウンスが流れ出す。東京の時は何回もあったはずと不思議に想ったら、どうやら実は小さな音で流れてたらしい。わざとらしいグッズ紹介とか面白いのに…残念。
ホワイトがジョーンズをディスったことに対して「ほんとにあいつ何様だよ」ってぼやきから何様が始まり、運命論へと続き開演前のテンションが高まる。
監守が囚人の番号を次々と呼んでいく、1212番がいない。脱獄したのか?「どこ行った!?、追え!あいつの名前は…」そこでSKY-HI JAPRISONの文字が浮かび上がり胸踊らせるライブが始まる。
紗幕の向こうにうっすら人の影を感じる中“What a Wonderful World”と共に映像が写し出される演出。ラッラララの拍子が変わる辺りから“Shed Luster”へと繋がり徐々に紗幕が上がる。
フードを被り手錠に繋がれたSKY-HIのシルエットが露になり、手錠に繋がれたまま歌う。そして、自らの力で手錠を引きちぎる。
きっと、ここまでがプロローグ。
“As a Sugar”「俺達は弱くない もう何も…」ここで3秒くらいのタメがあり「もう何も怖くない」と吐き出した後にすぐさま“Turn Up”。ここでも「このスキル」の前に15秒くらいのタメがあり立て続けに惑わされるFLYERS。ホーンとドラムのジャン!ジャン!ジャン!がカッコいい(稚拙な表現力)
この2曲は強く生きていく前向きさや意気込みなのか。
続いて“Dystopia”はバース二番目から始まるのだが、途中で音が無くなりアカペラで「やりたいならやる 失敗したならば謝る~~略~~手ならば貸すからほらすぐさまStand up y’all」なんとそこから“何様”「このムードがいつまで続くか怖くて見てられない~」にまるで同じ曲なのかのように自然と繋げる。
何様では同調圧力、Dystopiaでも普通を良しとする閉塞感のような同じテーマを歌っているからこの流れは頷ける。
少し余談を。Utopia(理想郷)の正反対の社会がDystopiaといわれるけど、SKY-HIのお友達の元・天才がディストピアというEPをリリースしている。その収録曲にNewspeakというタイトルがあり、この言葉はジョージ・オーウェルというイギリス人作家の『1984年』という小説に出てくる架空の言語である。
ニュースピーク(Newspeak、新語法)は、思考の単純化と思想犯罪の予防を目的として、英語を簡素化して成立した新語法である。語彙の量を少なくし、政治的・思想的な意味を持たないようにされ、この言語が普及した暁には反政府的な思想を書き表す方法が存在しなくなる。
※wikipediaより引用
全体主義的な思想に傾倒していく世の中を危惧しているのも通じるところがある。
そんな分けでこの2曲は日本の閉塞感か。
勝手に的外れな分析かもしれないけど、皆様ご容赦。続きは次のレポートで。
そういえば開演前に清めておいた件ですが、市川文化会館は袖から降りやすい構造になっていたので、MWツアー川崎でカミツレの時に降りてきたことが再現しないかなと淡い期待をしたのです。上手の席だったので上手袖にいらした時には降りてきたらどうしよう💦とビビったチキンです🐔。
降りてくることはなかったのですがずっと上手で歌ってくれました。(下手の皆さんごめんなさい)
さて、MCではないけど勝手にしゃべる時には超地元ならではのお話。
「成人式ここでやったんだよね。姉ちゃんのバレエの発表会で楽屋も入ったこともある。」
今年成人のあなたおめでとう。
既に成人迎えた人も、これからだよって人も、みんなに成人おめでとうって言ってもらえた。
SKY-HI地元のライブは、慣れ親しんだ心地よさや気恥ずかしさとかあったのかな。
私は居酒屋で余韻を楽しんだ後に、さらにカラオケに行って終わらせたくない高揚感をクールダウンさせたのでした。
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