Round A Ground 2018(豊洲day2ファイナル)
2018/12/12(水) 東京:豊洲PIT
RAGツアーの後夜祭とSKY-HI自身も言ってたが、このファイナルdayはHIP HOPシーンの仲間が集結する贅沢なFESのようなライブとのこと。
この日も豊洲でランチして予約したアルバムを受け取りにららぽ豊洲のHMVへ。しっかりSKY-HIコーナーが設置されていたのでここでもメッセージボードにお祝いの言葉を書きこむ。
SKY-HIからのメッセージも掲出されていた。
この日の整理番号は後方だったのでステップ高くなった中ほどで落ち着いてみようかと。(結果まったく落ち着いてなんかなかったけど)
JrさんのDJで会場が温まった後に、やはり着席から始まる“Free Tokyo”ステージから遠いのでまったく見えないし、前日と違って映像が映し出されるスクリーンもない。あえての声だけの演出を楽しみこれから始まるお祭り騒ぎのようなライブへの期待に胸を膨らます!
「今日はこういう日だ!」っていきなりゲスト大放出の“Name Tag”でSALUとReddyとJaMezzとPaloaltoが登場!
SALUバースはライブで初めてだった。この二人はよく見る気がするので勝手に既視感あったけどSALUのワンマンにゲストで参加した以来でした。
次にバースを歌ったPaloalto(パロアルト)さんはReddyやJaMezzが所属するHi-Lite RecordsのCEOでもある凄いお方。
そしてremixの「アイドル、バイト、リーマン、ハスラー♪」から始まるJaMezzのバース。MVでのピンクドレッドではなくツーブロックの爽やかな青年さんでしたがラップは変わらず格好いい。
そして最後にReddy、I,Thinkとかの穏やかなイメージあるけどスピットするのもいいね。
ReddyとPaloaltoも参加したスペシャルなバージョンを目にすることができたのは貴重。
海外ゲストがはけていく中SALUには「休ませないよ」ってなんかSな言葉を吐いて“No Chill”、そして私がとても大好きな“Purple Haze”何がってこのSKY-HIの攻撃的で鬼気迫る感じがゾクゾクする。SALUが帰ろうとして「向井太一のとこ行くんだろ、他の男のとこ行くんだろ」ってすねるSKY-HIに対して「でもあなたのこと一番愛してる」と返すSALU。二人の恋人同士のようなやり取り…ありがとうございました。
今年知り合った若いやつらもいると紹介されたHideyoshiがTokyo Young Visionと登場。“Dance on Me”初めて聞いたけどムーディーでいい歌だなって思って聴いてたらSKY-HIが23:59のバースを乗せてきた!
そしてHideyoshi参加の“What are you talking about?”もう一人この曲に参加してるラッパーNovel Coreも加わり完全版で披露。
つぎに長い付き合いの後輩もいるんだとRAU DEF。“Desire”は今年9月にRAU DEFがリリースしたアルバムDELUCACYに収録されてる曲。絶対深夜に書いたと思われるテンションのバースが好き。
“WHIPLASH”はずっと首を振り続けてしまうのでちょっと頭がクラクラするけど楽しかった!
そして、from SUPER FRYERSギターのTakさんを呼んでピアノとギターのセッション。ピアノを鳴らすSKY-HIが戦場のメリークリスマスを引き出した、これ去年の豊洲で海外でこれやるとうけるってやってたよね(笑)
前まではBFQとのダンスがかっこいいイメージの曲だったけど、RAGツアーから“Stray Cat”はピアノ、“Bitter Dream”はアコギのイメージになってしまった。器用なSKY-HIをますます尊敬する。
“As A Sugar”から“フリージア”のとこで白く明るく神々しい照明になりMWツアーを彷彿とさせる。途中からモッチーのドラムがズダンズダンダダンと加わり深みと迫力が増す。
自分的にはSKY-HIを神格化してるつもりもないし盲目的な信者でもないんだけどフリージアは何故か神々しくて頭が真っ白になり悟りが開けそうな気分になる。(修行が足りないので悟りの境地には至らない)
“Tylant Island”
“何様”
“Walking On Warter”
ライブでもお馴染みなんだけどギターとドラムが加わることでの疾走感と重厚感が堪らない。
さて、“Double Down”「みなさまご容赦!」のとこ、いつからこんな可愛い言い方に…って気をとられてしまったけど。相変わらず会場の盛り上がりが凄い。Takさんとモッチーありがとう。
そしていよいよ黄金時代の到来“So What??”ではeillちゃんに続いて研究丸、アチョーのとこでマイクを会場に向けるお茶目なSKY-HI。「390さんマジですみませーん!」で本物登場。
完全にものまね王座決定戦の流れ。FREE TOKYOに本物のKENさんremixが収録されてるのを聴いてから、この偽物と本物対面の場面を思い描いていたからホントに嬉しい。
KENさんとの曲で一番有名なのはこれだろと“Turn Up”安定の二人ではあるけど聴く度に進化してる気がする!
そして、たぶん一番叫んだ瞬間。まさかの“Tumbler”のイントロが流れてKLOOZが!!クージィー!ギャーってなりながらタオルをぶん回す自分。髪型とかちょっと雰囲気変わったけど格好いい!高い声も健在。懐かしい曲もやるって言ってたから期待してなかったわけではないけど私は初めてお会いするのです。KLOOZさんずっと会いたかったです。
KENさんKLOOZとやってる曲といえば私的には断然BLOOSUMなんだけど、ど、歌いだしたのは“PROPS”でサイプレス上野さん登場してPROPS歌うのかと思いきや「Prince of YOKO♪」と歌を乗っ取られる。もう帰ってくださいよー!とかコントのようなやりとりから去る前にに一言ということで、サ上さんが「さよなら」って言ってPROPSに戻る良くできた構成。コントを練習したのかな?と思うとちょっと可笑しいけど最高に楽しかった。
続いて“メリゴ”をみんなで歌ってハッピーで幸せに溢れる。ステージにいるみんなが本当に楽しそうだから会場全体が自然と笑顔になってる。
最後にKLOOZが日高さん誕生日がマイクチェックの日ということにかけて「マイクチェック?」「ワンツーワンツー」「ハッピバースデー」と言っていたのが粋。
そして海外ゲストが再登場しPaloaltoの“Turtle Ship”をJaMezz、ReddyとSKY-HIはなんとSilly Gameのバースで参加。
Reddyだけが残り、紙に書いてあるであろう日本語を読む。(SKY-HIも何故か紙を持っていた。日本語なのに)明日暇ならライブにおいでよ、わかった渋谷ハーレムだね!という判りやすい茶番が可愛くて愛おしい。もちろん、ゲストにくると踏んでチケットは入手済みである。
二人の歌“Stand by You”略してスバユ。甘ーいあまーいリリックはちょっと聞き慣れないけどたまには夢見るのもいいのかな。
「この世界は君が思っているよりも優しい」“I Think,I Sing, I Say”のReddyのバースにSKY-HIが被せて歌うのがいい。
この歌の途中で前方にいる人が倒れてしまったらしく曲を止める、運び出してる間にもMCで繋ぐ、前ばかり見てるわけじゃなくて後ろの方も見てるって言ってくれたのは嬉しかった。確かにステージ周辺は熱くなってモッシュが激しくなりがち、それに比べて後方は割りとゆったりスペースで動ける余裕がある。整理番号が早いとしても体力に自信がない場合は後方に行く選択もある。ステップ上がった最前列はなかなか視界が開けていいよ。
「曲を止めるのはライブの趣旨から違うかもしれないけど愛にあふれている理由ならいいじゃないか」
のようなことを言ってくれた。それを見守ってくれて、何事もなかったように歌を再開してくれたReddyにも感謝。
当日リリースのアルバムJAPRISONから続けて披露。アルバムの序章にあたるといっていいのかな“What a Wondeful World”はMVのイメージが頭には焼き付いてしまってるけどホールツアーの演出が今から楽しみ。
“New Verse”は既にリリースイベントでも聴かせてもらって最初は衝撃のバースに消化しきれないでいたけど、SKY-HI自身の大手術による治癒であったと知り素直に向き合えるようになった。深い傷の治療を終えた子供に、痛いの我慢してよく頑ったね
って言ってあげたい気持ち…。
そんな後の“Marble”が愛で全てを包み込んで浄化してくれる。
“snatchaway”は文句なしに楽しいし躍り狂いたい。「止めれるもんなら止めてみな!」「かかってこい」会場全体を揺るがすくらいの合唱が響く。(この言葉だけ抜き出すと荒ぶってる感あるなw)
ラストの“カミツレベルベット”はライブのハッピーな気持ちをキュッとくるんでそのまま持ち帰らせてくれるから大好き。次のツアーでも歌うって11日に言ってたなぁ。カミツレ聞くたびに感極まるSKY-HIを思い出して胸が熱くなってしまうよ。
豊洲の公演が終わりありがとうって去っていった後、すぐに拍手とアンコールの声が沸き上がる。
もちろん大満足なライブではあったけど、少しでも長く見ていたい、味わいたいファン心理は当然なのでアンコールで呼ばれて氷で冷やしながらステージに再登場してくれた時の嬉しさ。
予定調和ではないアンコールは、本当にプラスの喜びが半端ない。
“クロノグラフ”に合わせて会場に白く向かう照明がいい感じで、歌の優しさと相まって興奮を沈めていくようなヒーリング感。
そして、前日にも見せてくれたムーディー“LIMO”からのいつものLIMOでほんとの最後の盛り上がりをみんなで作って幸せに包まれながら2018年のRAGツアーファイナルを終えたのでした。
SKY-HI自身の誕生日という一番大切な日をライブという形で一緒に共有してくれてお祝いさせてくれて本当にありがとうございました。
素敵な1年になりますように✨
~セットリスト~
01. Free Tokyo
02. Name Tag feat.SALU,Paloalt,Ja Mezz,Reddy
03. No Chill w/ SALU
04. Purple Haze w/ SALU
05. Dance on Me w/ Tokyo Young Vision
06. What are you talking about? feat.Hideyoshi,Novel Core
07. Desire feat.RAU DEF
08. WHIPLASH feat.RAU DEF
09. Stray Cat /pf.SKY-HI,Gt.Tak Tanaka
10. Bitter Dream /Gt. SKY-HI,Gt.Tak Tanaka
11. As A Sugar /Gt.Tak Tanaka
12. フリージア /Gt.Tak Tanaka,Dr.モッチー
13. Tyrant Island /Dr.モッチー
14. 何様 /Gt.Tak Tanaka,Dr.モッチー
15. Walking On Walter /Gt.Tak Tanaka,Dr.モッチー
16. Double Down /Gt.Tak Tanaka,Dr.モッチー
17. So What?? feat.eill,KEN THE 研究丸,KEN THE 390
18. Turn Up feat.KEN THE 390
19. Tumbler feat.KLOOZ
20. PROPS feat.KEN THE 390,KLOOZ,サイプレス上野
21. メリゴ! w/ サイプレス上野
22. Turtle Ship w/ Paloalt,Ja Mezz,Reddy
23. Stand By You remix w/ Reddy
24. I Think,I Sing, I Say w/ Reddy
25.What a Wondeful World
26. New Verse
27. Marble
28. Snatchaway
29. カミツレベルベット
-アンコール-
30. クロノグラフ /pf.SKY-HI,Gt.Tak Tanaka
31. LIMO /Gt.Tak Tanaka
※SKY-HIがストーリーにあげたセトリ参照